今、国内の林業の衰退により、古来私達人間を育ててくれた森が荒廃しています。

 遠くから見ると山には緑が多く見えるけれど、森の中は昼間でも真っ暗、バクテリアが育たないため土壌はかび臭く、栄養を奪い合って木々は朽ちているのです。

 

 戦後植林だけして、間伐をしなくなったため、定員10人乗りのエレベーターに500人乗っている状態に木々が生えてしまっているそうです。

 

 そんな中で今、私たちができることをしようと、毎月1回、小中学校、幼稚園のPTAで「きこりっ子クラブ」という活動を始めました。

 

 これは近所の生駒山にある「上四の森」の、間伐作業や保全活動を通して、大人や子供たちの環境教育を行おうとするものです。

 

 最初は全く人が立ち入ることもできない森でしたが、笹やイバラをノコギリで刈って、老人となった木を間伐し、光と風が通るようにしました。

 又、倒した木を使って杭や階段を作り、人が通れる道を作っていきました。

 

 道なき場所に道を通し、見違えるように生き返った森を歩いていると、自分が自然の中で育ててもらっているという感覚が沸き、いろんな立場の人も同じ人間という動物であることに気付かされたり、本来人間が持っている感性や免疫力を取り戻すことができました(実際末期がんで余命3ヶ月だったの方が、今でも元気に作業を続けています)。

 

 最近では、子供たちがより自然環境に興味を持ってくれるような活動も始めました。

 6/24の夏至の日には、全国各地で行われた「100万人のキャンドルナイト」に合わせて、各家庭の廃油でろうそくを作り、午後7時から2時間電気を消して地域の人たちのお話を聞き、最後は参加者100名全員で歌を歌って盛り上がりました。

 

 8月には森の中で竹を割き、ポリタンクの水を持ってきて、流しそうめんや、スイカ割りを行いました。

全国的にも定期的にPTAが主体に活動しているのは珍しいようで、今年1月には林野庁主催する会議で発表したり、毎日新聞に掲載されたりもしました。

 

 これからもアナログな活動を通して、次の世代を担う子供たちが、自分の意思で環境を考えてくれることを願い、孫の時代まで地球環境への意識を伝えていきたいと思っています。

 

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