連合環境Information

「水基本法(仮称)の制定をめざすシンポジウム」開催報告

2011年10月21日

10月21日(金)、東京証券会館(東京都中央区)で、連合主催「水基本法(仮称)の制定をめざすシンポジウム」を開催しました。

これは、5月26日の第21回中央執行委員会にて「水基本法(仮称)制定に関する連合の考え方」が確認されたことや、立法府における水に関する基本法に関する検討が進められていることを背景に、早期法制定をめざし開催されたものです。

シンポジウムの冒頭、南雲弘行・連合事務局長から「連合の重点政策にも掲げているとおり、(1)地下水も含めて、水を人々の基本的人権に基づく公 共財と位置付ける、(2)水行政の一元化と総合的な水管理制度を確立する、(3)水環境への負荷を最小化する、(4)水は流域単位で広域的に、かつ、国民 の参画をもって利用・管理する、(5)これらを以て、水環境を保全・再生し、現在及び将来の国民生活向上・自然環境保全に寄与する、ことを考え方の柱とす る、『水基本法(仮称)』の早期成立に向け、本シンポジウムが、法制定に向けた大きな一歩となることを祈念する。」との主催者挨拶がありました。

 

「主催者挨拶」
南雲弘行・連合事務局長

 

 

 

 

 

 

 

第1部では、水を取り巻く環境をテーマに、NPO法人AMネット・堀内葵理事、東京大学名誉教授・高橋裕の講演が行われました。

NPO法人AMネット・堀内葵理事は、NPOの視点から「世界の水道の実態」について報告があり、トランスナショナル研究所の岸本聡子氏のビデオレターとあわせ、公共の責任による水道事業の管理・運営の必要性についての指摘がありました。

東京大学名誉教授・高橋裕氏からは「流域治水と強力防災へ向けて、水行政の一元化を」をテーマに、気候変動への対応も含めた自然環境と共生する河川管理の重要性が示され、そのために流域を単位とする水管理行政の構築が必要であることなどが述べられました。

 

「世界の水道の実態」
堀内葵・AMネット理事

 

 

 

 

 

 

 

「流域治水と強力防災に向けて、水行政の一元化を」
高橋裕・東京大学名誉教授

 

 

 

 

 

 

 

つづく第2部では、水に関する基本法の制定に関して、森山浩行・衆議院議員からの報告、福井直幹・連合社会政策局部長より方針説明が行われました。

森山浩行・衆議院議員からは、近年の「超党派水制度改革議員連盟」、「民主党水政策推進議員連盟」、「民主党水政策プロジェクトチーム」などにお ける検討経過ならびに、今臨時国会または次期通常国会での議員立法での法案提出を目指した取り組みに関する報告が行われました。

福井直幹・連合社会政策局部長からは、「水基本法(仮称)制定に関する連合の考え方」の詳細説明ならびに連合としての取り組みの現状について説明 があり、最後に「水を公水と位置づけ、水行政の一元化と総合的な水管理制度を確立する、水基本法(仮称)の制定に向け、より一層の連帯を」と呼びかけを行 い、シンポジウムを終了しました。

 

「民主党水政策PT『水循環基本法案』の
検討経過について」
森山浩行・衆議院議員

 

 

 

 

 

 

「水基本法(仮称)」の制定に向けて
福井直幹・連合社会政策局部長

 

 

 

 

 

 

 

ますます、新しい時代に対応できる水制度を求める機運が高まる中、連合は引き続き「水基本法」の早期制定に向け取り組みを推進します。