連合環境Information

「連合エコライフ21」2013年度取り組みについて

はじめに

  •  地球環境が悪化する中、「働くことを軸とする安心社会」を実現するために、その基盤となる地球環境保全に取り組む必要性がますます強まっている。そのため、持続可能な社会の実現に向け、一人ひとりの環境意識の醸成や、具体的な取り組みが求められており、地球温暖化対策、エネルギー安全保障対策などの観点から、中長期的な視点に立った取り組みを継続していくことが重要である。
  • 東日本大震災に伴う、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、電力需給対策の必要性を背景に、従来のエネルギー政策を見直すこととなった。節電・省エネの取り組みについては、安定した電力供給の観点からも、さらなる推進が必要である。
  • このような状況において、1998年より取り組みを継続している、組合事務所や職場、組合員およびその家庭、さらには国民一人ひとりの「ライフスタイルの見直し」の啓発を目的とする「連合エコライフ21」の果たす役割は大きい。これまで培った取り組み基盤を活用し、主体的な運動を展開していく必要がある。

 

1.  2012年度「連合エコライフ21」取り組み状況

 2012年度「連合エコライフ21」は、2012年6月~2013年5月の期間で実施している。本年2月、取り組み状況について、環境・社会政策小委員会の構成組織に対し中間集約を実施した。以下、その内容(概要)について報告する。

  • 継続して取り組んでいる、「環境にやさしい10の生活」、「ピークカットアクション」については、多くの構成組織が取り組みを実施している。また、見える化の取り組み「環境家計簿」については、100名以上の新規登録があった。(2012年末登録者合計:831名)
  • 新たに取り組んだ、連合エコ大賞2012については、22件(組織の部19件、個人の部3件)の応募があった。優秀な取り組み〔大賞1件、部門最優秀賞2件(組織・個人)〕については、第15回環境フォーラム(鳥取県米子市)にて表彰を行い、受賞組織・個人よりプレゼンテーションを実施する予定。また、応募件数が22件にとどまったことについては、広報のあり方に課題を残した。また、同様に取り組んだ、ピークカットアクション免許証(名刺サイズカード)については、構成組織を通じて組合員へ配布されている。

 

2.  2013年度「連合エコライフ21」の全体像

 2013年度(2013年6月1日~2014年5月31日)の「連合エコライフ21」については、以下の取り組みを中心に展開する。

(1)地球環境保全に向けた取り組み

地球環境保全の観点から2002年度に開始したライフスタイルを見直す「環境にやさしい10の生活」を基本的な取り組みとして展開する。

(2)電力需給対策に関する取り組み

継続した取り組みが必要である節電については、「ピークカットアクション」として具体的なアクションの啓発に重点的に取り組む。また、必要に応じて、政府の電力需給対策(2013年夏期は4月末以降に発表予定)などを踏まえた更なる取り組みを検討する。

(3)具体的な取り組み内容

これらの取り組みについては、意識啓発ツールの活用、連合エコ大賞の継続による参画意識の醸成、取り組み成果の「見える化」の推進などを行い、関係組織・団体との連携をはかりつつ、効果的な展開を行う。

 

3.  地球環境保全に向けた取り組み(「環境にやさしい10の生活」)

 ライフスタイルを「身近なところから、できるところから」見直す「環境にやさしい10の生活」を継続し、より幅広い領域で環境に対する意識啓発を促す観点から、個々人の実践に向けた啓発運動を推進する。この中で、節電に関連する項目については、2013年度も引き続き重点項目に位置づけ、取り組みを展開する。

 

4.  電力需給対策に関する取り組み(「ピークカットアクション」)

 一昨年、昨年に引き続き、電力供給力不足が懸念されることから、連合としての電力需給対策に関する啓発運動を推進する。そのため今年度も、「ピークカットアクション21」(家庭版・オフィス版)について継続する。

(1)家庭版「ピークカットアクション21」

取り組みの継続性の観点から、基本的に2012年度の夏期(7~9月)・冬期(12~3月)それぞれの「ピークカットアクション21」の取り組み項目を継続し、家庭において一人ひとりが取り組む21の具体的アクションを提起し、特に消費電力の大きい、エアコン・冷蔵庫・照明などを中心に訴求をはかる。

(2)オフィス版「ピークカットアクション」

電力供給力不足が懸念される夏期(7~9月)・冬期(12~3月)に、その実践の啓発をはかる。働き方や労働条件に関する事項は、産業別または個別労使関係において取り組むものと整理する。本取り組みについては、組合事務所や職場において一体となって取り組む別紙の具体的アクションを提起し、職場環境面における一人ひとりの意識啓発を推進する。

 

5.  具体的な取り組み内容

 地球環境保全に向けた取り組み、電力需給対策に関する取り組みなどに関し、連合本部、地方連合会・構成組織は、それぞれ以下の通り運動を推進する。

(1)連合本部の取り組み

①  「連合エコ大賞2013」の実施

a) 参画意識醸成の観点から、2012年度に創設した「連合エコ大賞」を継続し、構成組織・地方連合会・加盟労組・組合員の取り組みの募集ならびに好事例への表彰を行う。

b) 「連合エコ大賞2013」は、2013年1月~12月の環境保全、省エネ、節電等に関する取り組みを対象とし、募集期間を2013年6月~12月末までとする。なお、募集は「連合エコライフ21」ウェブサイト内で行うが、応募拡大に向け、広報活動の強化に取り組む。

c) 募集は、大賞ならびに部門別最優秀賞(組織の部・個人の部)について行い、2014年6月頃開催予定の「第16回環境フォーラム」にて表彰を行う。 

②  ウェブサイトにおける、啓発用コミュニケーションツールの充実(別紙3)

a) 「連合エコライフ21」ウェブサイト(www.rengo.org)を活用して「環境にやさしい10の生活」、「ピークカットアクション」などの取り組みの必要性や、具体的な実践方法に関する情報提供、また、相乗効果を発揮することを目的にして「連合エコ大賞」に応募の中から優れた事例を広く公表して、コンテンツのさらなる充実をはかる。

b) 機関誌等へ掲載する、「環境にやさしい10の生活」、「ピークカットアクション」に関するPR用原稿清刷、その他、各構成組織で活用できるようにポスター、チラシ、リーフレット、PC壁紙、名刺サイズカードなどを準備する。

③  環境家計簿による「見える化」の推進

a) 家庭における取り組み成果の「見える化」を推進するため、月次の各エネルギー使用量とCO2排出量を記録・確認する「環境家計簿」を引き続き「連合エコライフ21」ウェブサイト内に展開する。

b) ユーザー数の拡大に向け、環境家計簿の機能改善や、広報活動の強化に積極的に取り組む。

④  関係団体等との連携

a) 「ライフスタイルを見直す環境会議」(連合・中央労福協、労金協会・全労済で構成)をはじめ、連携が可能な各団体との連携をはかりつつ取り組みを展開する。

b) 「第16回環境フォーラム」(2014年6月予定)をはじめとした各フォーラム、シンポジウムや環境関連イベントなどにおいて積極的に広報活動を行う。

⑤  取り組みの報告

 構成組織や地方連合会のエコライフ21の取り組み好事例を、組織内外に周知拡大するために、環境・社会政策小委員会などの関係会議にて適宜報告する。

(2)構成組織・地方連合会の取り組み

①  啓発用コミュニケーションツールの活用

a) バナー掲示などを通じて「連合エコライフ21」ウェブサイトの周知拡大および有効活用をはかる。

b) 機関紙、広報誌などの各種印刷物などへPR用原稿清刷を掲載する。

c) 構成組織は、加盟組織に対して、ウェブサイト内の各種啓発用ツールの案内・配布および活用の推奨を行う。

②  「連合エコ大賞2013」への参画

a) 積極的に「連合エコ大賞2013」へのエントリーを行う。

b) 構成組織は、加盟組織(単組)および組合員に対して「連合エコ大賞2013」の周知ならびにエントリーの推奨を行う。

③  環境家計簿への登録の推奨

a) 構成組織は、加盟組織(単組)を通じ、組合員に対する「環境家計簿」への登録ならびに参画の推奨を行う。

④  その他の取り組み

a) 森づくり、清掃活動、エコキャップの回収など、これまで継続的に取り組んできた活動については主体的に継続・推進する。

b) 資料・印刷物などについて、可能な範囲で“間伐に寄与する紙”を使用する。

 

以 上