連合環境Information

「連合エコライフ21」2017年度の取り組みについて

2017年4月28日

Ⅰ.はじめに

連合は、1997年12月に京都で開催された国連気候変動枠組条約第3回締約国会合(COP3)において、京都議定書が採択されたことを契機に、翌1998年から、「連合エコライフ21」運動をスタートさせた。以降、組合員やその家族が、「身近なところから、できることから」自らのライフスタイルを見直し、地球温暖化をはじめとする環境問題の解決に向けた主体的な行動につなげていく国民運動として継続的に取り組みを行ってきた。特に昨年度は、『連合エコライフ21』の見直しを行う中で、さらなる運動の広がりと取り組みの活性化をめざしてきた。

また、環境問題にかかわる最近の動向としては、2016年11月に気候変動枠組条約のすべての締約国が参加する「パリ協定」が発効し、今世紀の半ばまでに世界全体の気温上昇を産業革命前と比べて2℃以下に抑えるための枠組みづくりを行っている。日本においても、約束した「2030年度に2013年度比26%削減」という温室効果ガス排出削減目標を達成するため、特に、オフィスや家庭といった民生部門においては4割もの排出削減が求められることとなる。

他方、2015年9月に国連において採択された持続可能な開発目標(SDGs)の中では、限りある地球資源を将来世代に確実に引き継ぐために、資源循環・資源効率性の追求が強調されており、持続可能な「循環型社会」の形成に向けた国民的運動の重要性は益々高まっている。

以上のような背景を踏まえ、引き続き2017年度においても「連合エコライフ21」運動のさらなる広がりと取り組みの活性化をはかっていく。

 

Ⅱ.2016年度「連合エコライフ21」の取り組み状況

2016年度の「連合エコライフ21」は「『連合エコライフ21』の見直しと2016年度取り組みについて」(第7回中央執行委員会確認、2016年4月14日)にもとづき、以下の4点について、取り組みを強化してきた。

運動の活性化に向けた取り組みの見直し内容

上記の見直しも含め、次のとおり取り組みを進めており、現時点で未実施の取り組みについても年度末の2017年5月31日までに実施する予定である。

 

1.組合員自らが行動する取り組み

(1)「環境にやさしい12の生活」実践の推奨(2016年)

(2)ピークカットアクション

家庭版(夏期7~9月、冬期12~3月)

オフィス版(通年、クールビズ5~10月・ウォームビズ11~3月)

(3)環境家計簿・環境日誌(通年)

(4)連合の森、清掃活動等(地方連合会・構成組織の計画にもとづく)

 

2.運動の広がりを意識した取り組み

(1)ウェブサイトを活用した情報や啓発ツールの提供(通年)

(2)第88回メーデー中央大会におけるブースの出展(2017年4月29日)

(3)ライフスタイルを見直す環境会議(連合、中央労福協、労金協会、全労済)

「環境フォーラム」での取り組み報告(2017年6月14日)

(4)2016年度エコ大賞の募集と表彰(表彰は2017年6月14日)

(5)アースデイ東京2017(2017年4月22日・23日開催)への協賛

 

3.その他、運動活性化をめざす取り組み

(1)「環境の取り組みに関するアンケート(組合員調査)」「連合エコライフ運動の実践状況と改善に向けたアンケート(構成組織・地方連合会担当者調査)」については4月上旬に調査票を配布し、6月末までに回収予定。結果については、8月ごろ公表し、必要に応じて2017年度の取り組みの補強もしくは計画の修正を行う。

 

Ⅲ.2017年度の「連合エコライフ21」の取り組み

2017年度(2017年6月1日~2018年5月31日)は、以下の取り組みを中心に展開する。

 

1.地球環境保全に向けた取り組み(「環境にやさしい12の生活」)

ライフスタイルを「身近なところから、できるところから」の「環境にやさしい12の生活」を、より幅広い領域で環境に対する意識啓発を促す観点から、個々人の実践に向けた啓発運動を推進する。

 

2.電力需給対策に関する取り組み(「ピークカットアクション」)

継続した取り組みとして電力需給対策に関する啓発運動を推進する。そのため今年度についても、「ピークカットアクション21」(家庭版・オフィス版)の実践を推奨する。

 

(1)家庭版「ピークカットアクション21」(別紙2-1)

取り組みの更なる浸透をはかるため、夏期(7~9月)・冬期(12~3月)それぞれの「ピークカットアクション21」の取り組み項目を継続し、家庭において特に消費電力の大きい、エアコン・冷蔵庫・照明などを中心に21の具体的アクションを提起する。

 

(2)オフィス版「ピークカットアクション」(別紙2-2)

電力供給力不足が懸念される夏期(7~9月)・冬期(12~3月)に、その実践の啓発をはかる。働き方や労働条件に関する事項は、産業別または個別労使関係において取り組むことを前提とするが、組合事務所や職場において一体となって取り組む具体的アクションを引き続き提起し、職場における一人ひとりの意識啓発を推進する。

 

3.運動の広がりを意識した取り組み

地球環境保全に向けた取り組み、電力需給対策に関する取り組みなどに関し、連合本部、地方連合会・構成組織は、それぞれ以下の通り運動を推進する。

 

(1)連合本部の取り組み

① 「連合エコ大賞2017」の実施

a) 2017年1月~12月の構成組織・地方連合会・加盟労組・組合員における環境保全、省エネ、節電等に関した取り組みを対象とし、2017年6月~2018年2月末の期間で募集する。募集は、「連合エコライフ21」ウェブサイト内で行い、応募拡大のために構成組織・地方連合会や関係団体のウェブサイトとの連携などを依頼し、広報活動の強化に取り組む。

b) 応募の中から大賞ならびに部門別最優秀賞(組織の部・個人の部)を選定し、2018年6月頃開催予定の「第20回環境フォーラム」にて表彰を行う。

② ウェブサイトにおける、啓発用コミュニケーションツールの充実(別紙3)

a)「連合エコライフ21」ウェブサイト(www.rengo.org)を活用して「環境にやさしい12の生活」、「ピークカットアクション」の取り組みの必要性や、具体的な実践方法に関する「学習会用資料」などを配信し、広く情報提供を行う。また、「連合エコ大賞」の受賞事例を公表し、好事例を広く共有する。

b) 機関誌等へ掲載する、「環境にやさしい12 の生活」、「ピークカットアクション」に関するPR用原稿清刷、その他、各構成組織で活用できるようにポスター、チラシ、リーフレット、PC壁紙、名刺サイズカードなどを準備する。

③ 「環境家計簿・環境日誌」による「見える化」の推進

a) 家庭における取り組み成果の「見える化」を推進するため、月次の各エネルギー使用量とCO2排出量を記録・確認する「環境家計簿・環境日誌」について、引き続き「連合エコライフ21」ウェブサイト内に展開する。

b) ユーザー数の拡大に向け、環境家計簿の機能改善や、広報活動の強化に積極的に取り組む。

④ 構成組織・関係団体等との連携

a)「ライフスタイルを見直す環境会議」(連合・中央労福協、労金協会・全労済で構成)をはじめ、連携が可能な各団体との連携をはかりつつ取り組みを展開する。

b)「第20回環境フォーラム」(2018年6月予定)をはじめとした各フォーラム、シンポジウムや環境関連イベントなどにおいて積極的に広報活動を行う。

c) 環境省が推進する国民運動「COOL CHOICE」と連携した取り組みとして、構成組織・関係団体に対して「COOL CHOICE」運動への賛同を呼びかける。

d) 構成組織・地方連合会がそれぞれ独自で行っている環境問題に対する取り組みを「連合エコライフ21」専用ウェブサイトの中で紹介するコーナーの開設を検討する。

⑤ 活動強化期間の設定(2018年4月~5月)

a) 第89回メーデー中央大会(2018年4月予定)において、「連合エコライフ21」の取り組みを周知し、一人ひとりの行動を促すためのブースを出展する。

b) 構成組織・地方連合会に対して「環境にやさしい12 の生活」や「ピークカットアクション」の実践方法、「連合エコ大賞」の受賞事例、「環境家計簿・環境日誌」の使い方などに関する「出前学習会」を開催し、各段階での取り組みを促進する。

 

(2)構成組織・地方連合会の取り組み

① 組織内での運動の浸透

a) URLリンクやバナー掲示などを通じて「連合エコライフ21」ウェブサイトの周知拡大および有効活用をはかる。

b) 活動強化期間(2018年4~5月)の機会に、PR用原稿清刷を活用しながら、機関紙・広報誌に「環境特集」を企画・掲載するなどし、組合員の「環境にやさしい12 の生活」や「ピークカットアクション」の実践に向けた意識啓発をはかる。

c) 活動強化期間(2018年4~5月)の機会に、環境学習会等を企画し、構成組織や加盟組合の中での運動の実践を促す。

d) 構成組織は、加盟組合を通じ、組合員に対する「環境家計簿」への登録ならびに参画を推奨し、「環境家計簿」を活用した「省エネコンテスト」(※実践方法など、詳しくは「連合エコライフ21」ウェブサイトで案内予定)など、加盟組合独自の取り組みを支援する。

② 「連合エコ大賞2017」への参画

a) 積極的に「連合エコ大賞2017」へのエントリーを行う。

b) 構成組織は、加盟組合(単組)および組合員に対して「連合エコ大賞2017」の周知ならびにエントリーの推奨を行う。

③ その他の取り組み

森づくり、清掃活動、ペットボトルキャップの回収など、これまで継続的に取り組んできた活動については主体的に継続・推進する。

以 上

 

(別紙1)

「環境にやさしい12の生活」
~身近なところから、できるところから~

No 具体的取り組み
1 ・電化製品を上手に使って消費電力を削減しよう。
2 ・電化製品の主電源を切って待機電力を削減しよう。
3 ・水の蛇口はこまめに閉めよう。
4 ・エコ通勤・エコドライブを心がけよう。
5 ・ゴミは減量し、再利用可能な資源を分別して有効利用しよう。
6 ・マイエコバッグを持ち歩き、省包装・簡易包装の商品を優先しよう。
7 ・食品廃棄・ロスは減らそう。
8 ・国産および身近な地域でつくられた食品や製品を選ぼう。
9 ・環境に配慮した製品を選択しよう。
10 ・紙や木材製品を買う時は国産材・間伐材のものを選ぼう。
11 ・緑のカーテンをつくろう。
12 ・蚊の発生源となる場所をなくそう。

 

(別紙2-1)家庭版「ピークカットアクション21」

「ピークカットアクション21 ~夏期版~」(7~9月)

No 分 野 具体的取り組み
1 エアコン ・温度設定を控えめにする(28℃が目安)。
2 ・扇風機で空気を循環させ、効率的にエアコンを使用する。
3 ・使用時に扉やカーテン・ブラインドを閉める。
4 ・フィルターをこまめに掃除する。
5 照 明 ・電球の間引き、照度の調整をする。
6 ・器具のこまめな掃除で明るさをアップする。
7 冷蔵庫 ・温度設定を控えめにする(強にしない)。
8 ・開いている時間を短くし、余分な開閉はしない。
9 ・物を詰め込みすぎないようにする。
10 ・熱いものは冷ましてから入れる。
11 テレビ ・画面のこまめな掃除で明るさをアップする。
12 ・音量は不必要に大きくしない。
13 ・DVDやゲーム機器のつけっぱなしに注意する。
14 その他 ・温水洗浄便座の温水・便座の温度設定を控えめにし、つかわないときには保温便座のふたを閉める。
15 ・電気衣類乾燥機は極力使用しない。
16 電化製品共通 ・スイッチをこまめに切る。
17 ・省エネ効果の高い製品への買い換えや、省エネモードやタイマー機能の活用をする。
18 ・季節によって必要ない機器や、使用頻度の低い機器はコンセントを抜くまたは主電源を切る。
19 ・スイッチ付きテーブルタップの活用で、待機電力の削減を心がける。
20 生活行動の工夫 ・家庭において、特にピークカットが求められる時間帯(13:00~16:00)(※)の電力使用を極力抑える。
21 ・家族が同じ部屋で過ごし、消費電力を抑える。

※ 時間帯については、政府の電力需給対策によって見直す可能性がある。

 

「ピークカットアクション21 ~冬期版~」(12~3月)

No 分 野 対 策
1 エアコン ・暖房の温度設定を控えめにする(20℃が目安)。
2 ・使用時に扉やカーテン・ブラインドを閉める。
3 ・フィルターをこまめに掃除する。
4 ・こたつなど効率良い部分暖房や、石油/ガスストーブ、湯たんぽなど電力をつかわない器具の活用を心がける。
5 ・重ね着や膝かけなど、衣類の工夫を心がける。
6 照 明 ・電球の間引き、照度の調整をする。
7 ・器具のこまめな掃除で明るさをアップする。
8 冷蔵庫 ・温度設定を控えめにする(弱に設定する)。
9 ・開いている時間を短くし、余分な開閉はしない。
10 ・物を詰め込みすぎないようにする。
11 テレビ ・画面のこまめな掃除で明るさをアップする。
12 ・DVDやゲーム機器のつけっぱなしに注意する。
13 その他 ・温水洗浄便座の温水・便座の温度設定を控えめにし、つかわないときには保温便座のふたを閉める。
14 ・炊飯は早朝にまとめ炊きをし、保温機能は使用しない。
15 ・電気式衣類乾燥機は極力使用しない。
16 電化製品共通 ・スイッチをこまめに切る。
17 ・省エネ効果の高い製品への買い換えや、省エネモードやタイマー機能の活用をする。
18 ・季節によって必要ない機器や、使用頻度の低い機器はコンセントを抜くまたは主電源を切る。
19 ・スイッチ付きテーブルタップの活用で、待機電力の削減を心がける。
20 生活行動の工夫 ・家庭において、特にピークカットが求められる時間帯(18:00以降)(※)の電力使用を極力抑える。
21 ・家族が同じ部屋で過ごし、消費電力を抑える。

※ 時間帯については、政府の電力需給対策によって見直す可能性がある。

 

(別紙2-2)オフィス版「オフィス・ピークカットアクション」

「オフィス・ピークカットアクション」

No 分 野 対 策
1 空 調 ・クールビズ、ウォームビズ(※)を実践し、温度設定を控えめにする(夏期:28℃、冬期:20℃が目安)。
2 ・扉やカーテン・ブラインドの使用、扇風機の活用などによる空調の効率化をはかる。
3 照 明 ・昼休みや未使用時の事務所・会議室・トイレなどの、こまめな消灯を心がける。
4 ・LED電球への買い換えや、可能な範囲で電球の数の間引きを行う。
5 冷蔵庫 自動販売機 ・温度設定を控えめにする(強にしない)。
6 ・扉の余分な開閉をせず、開閉時間も短くする。
7 トイレ ・温水洗浄便座の使用や、温度設定を控えめにする。
8 ・使用後は必ず保温便座のふたを閉める。
9 OA機器 ・省エネモードを設定し、未使用時には電源をこまめに切る。
10 ・プリンター等の共有機器の使用台数を、必要最低限にする。
11 ・最終退室者は共有機器の主電源を切って退社する。
12 エレベーター ・階段の利用を推奨し、エレベーターやエスカレーターの使用を最低限に制限する。

※ クールビズ:2017年も引き続きスーパークールビズとして5~10月に展開
ウォームビズ:11~3月

 

(別紙3)啓発用コミュニケーションツール一覧
No 項目 備考
1 「連合エコライフ21」ホームページ  
2 「連合エコライフ21」学習用資料 ウェブ配信
3 「連合エコライフ21」A4チラシ ウェブ配信
4 「環境にやさしい12の生活」A4チラシ ウェブ配信
5 「環境にやさしい12の生活」A4清刷兼ポスター ウェブ配信
6 「環境にやさしい12の生活」清刷集 ウェブ配信
7 「環境にやさしい12の生活」PC用壁紙 ウェブ配信
8 「ピークカットアクション21」A4チラシ ウェブ配信
9 「ピークカットアクション21」名刺サイズPRカード ウェブ配信
10 「ピークカットアクション21~夏期版~」A4清刷兼ポスター ウェブ配信
11 「ピークカットアクション21~夏期版~」清刷集 ウェブ配信
12 「ピークカットアクション21~夏期版~」PC用壁紙 ウェブ配信
13 「ピークカットアクション21~冬期版~」A4清刷兼ポスター ウェブ配信
14 「ピークカットアクション21~冬期版~」清刷集 ウェブ配信
15 「ピークカットアクション21~冬期版~」PC用壁紙 ウェブ配信
16 「オフィス・ピークカットアクション」A4清刷兼ポスター ウェブ配信
17 「オフィス・ピークカットアクション」PC用壁紙 ウェブ配信
18 「連合エコ大賞」募集チラシ ウェブ配信